【超重要】お金(貨幣)とは何なのか?
ゆきだるまです。
唐突ですが、皆さんは、「お金という存在」についてじっくりと考えたことがありますか?
実は最近まで私は考えたことがありませんでした。
生活する上でお金を使わない日はないと言っていいくらい身近な存在です。
お金があれば好きなことができます。選択肢が広がります。
嫌なことを避けられます。
投資をするにもお金はあればあるほど有利になります。
SNSでもお金のネタには事欠きません。
お金を得るがために、自分の身を滅ぼしてしまうこともあります(信用を失うことも)。
私は投資や経済のことを考えることが好きなのですが、いつもその中心にいるのは「お金」です。
これだけあらゆるところに顔を出す「お金」という存在について、とても興味が湧いてきました。
「お金とは何なのか?」ということを考える「貨幣論」という分野があります。
「貨幣論」を勉強したら、すごく面白くて、経済や投資のことを考える上で、とても役に立つと思ったので、noteにまとめてみました(3.7万字というそこそこの量になりました。)。
お金(貨幣)とは何なのか?
お金って、「金(ゴールド)」のこと?
いや、普段使っている紙の「1万円札」のことでしょ?
でも、銀行預金もお金として機能している気がするけど?
最近話題のビットコインは「お金」なのかな?
お金は、皆の認識なんだよ。信用と負債(債権と債務)という目に見えないシステムを可視化したものなんだよ。
お金といったときに、皆さんは何をイメージしますか?
ゴールドですか、1万円札などの紙幣ですか、銀行預金ですか、それともビットコインですか?
ブログを読んでくださっている方に特別に、noteの核心部分をお伝えしましょう。
結論から言うと、このどれもが、お金の本質ではありません。
お金は「皆の認識」です。
現代では、国が関与して、信用と負債(債権と債務)の記録を可視化(具現化)し、お金として機能させています。
余計な修飾を取り払うと、お金は認識であり、記録であるということ。
これが貨幣論を勉強するとわかる、お金の本質(本体)です。
すごく抽象的ですが、この考え方が理解できるようになると、経済の見え方、投資の捉え方が変わってきます。
お金について深い理解が得られると、どんなメリットがあるのか?
お金について深く理解できると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
- 経済や投資についての理解が深まる
- 自分の人生やお金との付き合い方について見直せる
大きく分けて上の2つがあります。
1.経済や投資についての理解が深まる
例えば、以下のようなことを考える上で、役に立ちます。
- 「お金は無限に発行できるのだろうか?制約はあるのだろうか?」
- 「少子化対策や防衛費増額のための財源を確保する方法は、増税や社会保険料負担増しかないのだろうか?」
- 「日本はなぜ経済成長しなくなってしまったのか?その原因は?解決策はあるのだろうか?」
- 「日本は他の国と比べて現預金が好きって本当なのだろうか?」
- 「ビットコインはどんな存在で、お金として機能するのだろうか?」
- 「いくらでも刷ることができる米ドルや日本円などの不換紙幣は欠陥品なのだろうか?」
例えば、日本の経済について。
今の日本経済は、「給料は上がらないけど、物価は上がっていく」状態です。
20~30年間、まともな経済成長をしていません。どんどん皆で貧しくなっています。
今後も日本経済が回復する見込みは今のところなさそうです。
日本経済と言われると、漠然としていて、イメージがわかないかもしれません。
しかし、お給料は全然上がらないけど、モノやサービスの値段が上がっていることは、生活実感としてあるのではないでしょうか?
どうしてこのような状態になってしまったのか?
解決策はあるのか?
解決策があるなら、なぜ問題が解決していないのか?
気になりませんか?
極論ですが、これは日本人が正しくお金のことを理解していないからなのです。
お金のことを正しく理解すれば、現状、原因、解決策が一気に見えてきます。
それくらい、お金について正しく理解することには破壊力があります。
もちろん、今話題になっている、防衛力強化のための増税、少子化対策のための社会保険負担増という時事問題についても明確な答えを提示できます。
(増税も社会保険負担増は不要です)
2.自分の人生やお金との付き合い方について見直せる
お金とじっくりと向き合うことで、お金との上手な付き合い方、自分の人生観について、見直せると考えています。
人間は感情の生き物なので、お金に振り回されることが少なくないと思いますが、それを最小限に留めることができます。
お金を単なる手段とみなすことができるようになり、いい意味でお金についてのフットワークが軽くなります。
お金の奴隷ではなく、お金を従わせ、自分の人生を充実させるために、お金を使えるようになります。
お金の本質が理解できるnoteを読んでみよう!
このnoteを読むことで、お金の本質を理解できるようになります。深いお金の理解をもとに、経済や投資のことを考えられるようになります。用語の解説や図解等を使いながら、わかりやすい記述に務めました。
noteの目次は以下のようになっています。
- お金ってどんな存在なのだろう?
- 貨幣論を学ぶことで得られる3つのこと
- 1.お金についての理解が深まる
- 2.経済や投資についての理解が深まる
- 3.自分の人生やお金との付き合い方について再考できる
- 4.おまけ
- このnoteの使い方
- 1.お金についての理解を深める
- お金とは何なのか?「お金はお金だからお金」
- 貨幣の本質を表現する「自己循環論法」
- お金の本質を説明する3つの見解
- 1.「自己循環論法」 皆がお金と思ったものがお金になる?
- 2.「商品貨幣論」 商品としての価値がお金としての根拠?
- 3.「信用貨幣論(負債貨幣論)と貨幣法制説」 負債がお金? お金には国家の関与が必要?
- 3-1(おまけ1) 税金がお金の需要を生み出す?
- お金の3つの役割(機能)とは?
- 1.交換手段(支払手段)
- 2.計算単位(価値尺度)
- 3.価値保存
- 2.貨幣論の視点からみたマクロ経済や投資
- 1.お金は無限に発行することができるのか?財源問題に決着をつける
- 2.貨幣論から見た「ビットコイン」はお金になりにくい?
- 3.「日本円」や「米ドル」などの不換紙幣をいくらでも刷れる管理通貨制度は欠陥品なのか?
- 4.経済成長しなくなった日本 デフレ・スパイラルという恐ろしい病 解決策はあるの?
- 5.インフレで価値が落ちる? インフレヘッジとしての投資
- 6.お金があるから「不況」も「バブル」も起きる?
- 7.日本人はお金(現金・預金)が大好き?
- 8.お金が資産じゃなくて、お金を生むものが資産?お金の価値を究極的に担保するのものは何か?
- 3.お金との付き合い方を考えてみる
- 1.お金があればやりたいことができ、不幸を可能な限り回避できる
- 2.お金は単なる「交換手段」と考えて割り切る
- 3.お金それ自体ではなく、お金を生むものは何かと考える
- 4.お金に振り回されるな、お金を従えろ!
- 4.おわりに(まとめ)
- 注意事項
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